現在、日本に在留する外国人の数は史上最多となっています。

出典元:平成29年末現在における在留外国人数について(確定値)

中長期問わない在留外国人の数は、法務省によると平成29年末時点で、223万人を越えて過去最多となっています。それだけ、日本にはたくさんの外国人が生活しています。在留カードや特別永住者証明書の国籍や地域の数は、195にものぼります。

そして、在留外国人の数は、益々増加すると予測されます。

今回はそんな在留外国人に関するお話。

在留外国人とは?

在留外国人とは、中長期在留者及び特別永住者のことをさします。

中長期在留者とは、在留資格を持って日本に滞在する外国人のことです。
※3ヶ月以内の短期滞在者や特別永住者、不法滞在者は該当しません。
※海外からの観光客も短期滞在者にあたります。

在留外国人の国籍の割合は、中国、韓国、ベトナム、フィリピン、ブラジル、ネパール、インドネシアなどが多くなっています。

平成29年末の在留外国人の数の割合

これまではフィリピンが3位でした

ベトナム、ネパール、インドネシアからの人数が特に最近増えています。

在留外国人の人数や居住地は?

在留外国人の人数は、直近の1年間で約18万人も増えています。また、在留外国人の割合は在留資格として永住者に当たるのが約75万人、特別永住者が約33万人、留学生が約31万人、技能実習生が約27万人となっています。

また、在留外国人が住んでいる地域は、

東京都が約54万人、
愛知県が約24万人、
大阪府が約23万人、
神奈川県が約20万人、

と大都市圏に集中しています。

仕事がたくさんある場所に、集まっているのは当然と言えますね。

愛知県は結構多い。

地方都市での在留外国人

最近は地方都市での在留外国人の人数の増加も顕著です。まだまだ都心部での人数には及びませんが、増加数でいうと地方の方が増加の伸びが著しくなっています。

地方では、日本人の人口減少が激しく、それに伴って人手不足が慢性化しています。そのため、労働力としての外国人が増えているのです。

人手不足の日本国内で在留外国人は重要!

言うまでもなく人手不足に関しては、大都市部でも同様です。
コンビニや外食産業などでは、留学生など外国人労働者がいなければ、立ちゆかない状況になっています。

しかし、政府はいわゆる移民政策をとっておらず、短期での労働力として扱われる外国人は、日本語の勉強なども真剣に取り組めません。

それでは、いつまでたっても、在留外国人が日本の一員として浸透できませんし、日本社会のためにも在留外国人のためにもならないでしょう。

今後は、在留外国人を日本で自立できるように支援し、しっかりと受入ていくことがより重要になっていきます。

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About the author

SHINGO ITO
SHINGO ITO
・Certified Administrative Procedures Specialist(行政書士)
・Immigration lawyer(入国管理局申請取次届出)
・Certified Skilled Worker of Financial Planning(2級FP技能士)
・Personal Information Protection Professional(個人情報保護士)
IT業界で10年間コーディネーターとして幅広く業務を担当。
2016年これまでに得た経験を活かすため行政書士に転身。
その後1年間の下積みを経て行政書士伊藤真吾事務所を開設。
趣味は、深夜の一人映画館と断捨離とバイク。家は小遣い制。
【Affiliation】
日本行政書士会連合会 登録番号 第16081519号
東京都行政書士会   会員番号 第11086号
【Other qualifications】
調理師免許
大型自動車免許
中型自動二輪免許