就労ビザの1つに高度専門職ビザがあります。高度専門職ビザにはさまざまな優遇措置があります。

今回は、高度専門職ビザの概要について。

高度専門職ビザとは?

高度専門職ビザとは、文字通り高度な専門的な技能を持つ外国人の受け入れをするための制度です。

高度で専門的な技能、技術、知識を持っている外国人はこのビザをとると様々な優遇措置を受けることが可能です。

高度で専門的な技能とは?

では、高度で専門的な技能、技術、知識とはどういった内容を指すのでしょうか。

そもそもこの表現は非常に曖昧で、基準や判断がわかりにくくなっています。
そのため、高度で専門的な技能について数値化した物が高度人材ポイント制度があります。

このポイントにより、高度専門職のビザが獲得できるかどうかの判断基準の1つとなるのです。

高度人材ポイント制度とは?

高度人材ポイント制とは、主に

  • 年齢
  • 学歴
  • 経験
  • 年収
  • 資格
  • その他

などといった項目にポイントを設定していて、その合計ポイントで外国人の技能・技術・知識レベルが客観的に分かるようになっているものです。

高度人材ポイントは何ポイント必要か?

高度人材ポイント制のポイントは、高ければ高いほど良いです。
高度人材ポイントが70ポイント以上になれば、高度専門職ビザが獲得できる一つの基準となります。
高度専門職ビザは、就労ビザを取れる資格を有し、かつ、高度人材ポイントが70ポイント以上の人に限られます。

なお、80ポイント以上あれば、更に大きな優遇措置として永住ビザの取得要件が大幅に緩和されます。

高度専門職ビザの在留期限は?

高度専門職ビザには1号と2号があります。

1号ビザの滞在期限は5年

2号は無期限

です。しかし、当然ですが2号を狙う方がハードルは高いです。

高度専門職2号のビザをとるためには1号ビザをとってから3年が経過している必要があります。

なお、高度専門職1号の中にもイロハの3種類がありますが、この3種類の違いは業種や職種の違いとなります。

高度専門職ビザの優遇措置!

高度専門職ビザによる優遇措置はどういったものがあるのでしょうか。

高度専門職ビザをもっていれば、永住許可要件が緩和されたり、配偶者の就労に有利だったり、家族を帯同することができます。
また、入国管理局での入国手続きや在留手続きを優先的に行ってもらうことも可能です。
特に、80ポイント以上ある高度人材の永住許可申請においては、通常継続して10年住んでいなければならないところをたった1年でも対象となるのです。

もしも、自分が高度専門職にあたるかもしれないと思った方は、一度相談してみることをおすすめします。

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この記事を書いた人

SHINGO ITO
SHINGO ITO行政書士Office ITO 代表
IT業界で15年目リストラに遭遇し、行政書士資格を取得。
2016年,行政書士Office ITOを開設し、外国人ビザ申請に特化。
銀座を拠点に就労ビザ・配偶者ビザ・永住ビザなど実績10年。
趣味はおいしいパスタ料理(自称)と断捨離。家は小遣い制。
[ 所属団体 ]
東京行政書士会(会員番号 第11086号)
日本行政書士会連合会(登録番号 第16081519号)
[ 資格 ]
・Certified Administrative Procedures Specialist(行政書士)
・Certified Immigration Procedures Agent(入管申請取次届出行政書士)

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