「教育」ざっくり解説 vol.12

今回は「教育」ビザについてざっくりと解説したいと思います。

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「教育」とは

「教育」は平たくいうと、社会の国際化に伴う語学教育のため、学校に語学教師を受け入れるための在留資格です。
もちろん語学教育に限らず何らかの専門分野を教える行為も該当し得ます。

例えば、

小学校・中学校・義務教育学校・高等学校・中等教育学校・特別支援学校・専修学校・その他各種学校で語学教育、その他の教育をする活動
日本の教育機関に属する教師が当機関の指示で一般企業などに派遣されて語学教育、その他教育をする活動

が該当します。

「教授」や「技術・人文知識・国際業務」との違い

「教授」ビザと「教育」ビザの違い

「○○を教える」という行為だけを見れば、「教授」と「教育」というビザは同じです。

では、両者の違いは何かというと、それは“教える場所”です。

「教授」は、大学やそれに準ずる機関（○○研究所、○○試験所など）、または、高等専門学校で教育をする活動。
「教育」は、前述の例（小学校・中学校等）に挙げた教育機関で教育をする活動。

「技術・人文知識・国際業務」ビザと「教育」ビザの違い

「技術・人文知識・国際業務」ビザにも「○○を教える、教育する」という行為がありますが、「教育」ビザとの違いは何かというと、それは“一般企業等の教育機関以外の機関との契約に基づいて教育をするかどうか”です。

つまり、

「技術・人文知識・国際業務」は、一般企業（ex,英会話スクール運営会社）と契約して語学教師を行う活動
「教育」は、前述の例（小学校・中学校等）である教育機関と契約して語学教育、その他教育をする活動

要するに、教える場所や雇用契約の相手が「公的な教育機関」であるかどうかという点で判断すると分かり易いと思います。

というところで、「教育」のざっくり解説はこのぐらいにします。
じっくり解説はコチラ

次は「技術・人文知識・国際業務」の在留資格をご紹介します。

最後までお読みいただきありがとうございました。
また次回もよろしくお願い致します。

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この記事を書いた人

SHINGO ITO行政書士Office ITO 代表

IT業界で10年目リストラに遭遇し、行政書士資格を取得。
2016年行政書士Office ITOを開設し、外国人ビザ申請に特化。
銀座を拠点に就労ビザ・配偶者ビザ・永住ビザなど実績10年。
趣味はおいしいパスタ料理（自称）と断捨離。家は小遣い制。
[ 所属団体 ]
東京行政書士会（会員番号第11086号）
日本行政書士会連合会（登録番号第16081519号）
[ 資格 ]
・Certified Administrative Procedures Specialist（行政書士）
・Certified Immigration Procedures Agent（入管申請取次）他